レンズ・フレームの選定

レンズの選定

レンズの特長は屈折率・比重・アッベ数の3要素で決まります。他に収差などがありますが専門的な説明は省きます。レンズの重さ・薄さ・レンズ周辺の色にじみ等、現在までパーフェクトなレンズを造ることができません。1つを良くすると、他が劣ると言ったバランスの中で特長が決まります。また、レンズの粘り強度・脆さも加味されます。
本来、目に対して歪みやプリズムが軽減されるようにレンズ度数に応じたレンズカーブが決めらなけらばなりません。しかし近年、スポーツめがねやフレームデザインが優先された構造のフレームが多くなり視力矯正の機能が犠牲になっています。またフレーム調整が困難な構造のフレームも見かけられます。フレームに対応したレンズも設計されて来てはいますがレンズ選定が複雑になっています。
薄く、軽い、丈夫でキズがつきにくい、汚れが付きにくい等、上級仕様なものほど価格も高くなります。しかし、フレームとの組み合わせで上級レンズが不適切なものも多々あります。用途に適したレンズ選択が必要です。
フレームメーカー・レンズメーカー・加工機メーカーとが別々な独立会社であるため、対応に時間差があります。レンズとフレームの組み合わせの選択がレンズ加工屋やメガネショップの経験や腕の見せ所です。 

■機能やデザイン等、多くの種類の中から用途に合ったレンズ選択が必要です。

・レンズ径とレンズ厚:凸レンズと凹レンズの中心厚と縁厚
遠視用の凸レンズでレンズの軽さ・薄さを得るには図のようにレンズ径を小さくします。近視用の凹レンズではレンズの中心厚はほぼ同じですのでレンズを軽く薄くするにはフレームの玉サイズのなるべく小さい物を選択するべきです。
 


  (図をクリックすると拡大表示します。)

・球面レンズと非球面レンズ・両面非球面レンズ
レンズをより薄く軽くすために、レンズ設計が裏面非球面レンズ、近年では両面非球面レンズも登場しました。ただし、価格は高額になります。
 

・高屈折率レンズの進化
レンズは屈折率が大きい程薄くなります。プラスチックレンズは1.50→1.56→1.60→1.67→1.70→1.74と進化しています。
価格も基本的には屈折率が大きい程高額になります。 しかし、薄くても強度に問題があります。フレームの種類や使用用途により選択が必要です。
 

フレームの選定

・フレームの玉型サイズとフレームの構造
デザイン・カラー・ご自身の顔に合う物が一番ですが、レンズ選択の項目の中でも説明しましたが、めがね全体の重さを重視するときフレームの材質・大きさ・丈夫さ・デザインそれにレンズの厚さ重さとそれぞれの価格を考慮します。

■フレームの構造とレンズ
・フレームの調整と不適切フレーム
レンズ加工の際、フレームのフロントカーブとレンズカーブを合わせる調整が必要です。
レンズは度数によりベースカーブが異なっています。レンズの枠入れ後、更に仕上げ調整が必要です。このときフレームの智元が硬過ぎる構造や智元に宝石・ガラスが埋め込まれた構造ではそれらが邪魔をして調整ができない場合があります。このような場合はレンズカーブを指定して特別にレンズを製作します。当然納期やレンズ代が割り増しになります。そのためフレームの選択には注意が要ります。

・強度度数レンズとフレーム
強度数のレンズを使用するお客様には玉型サイズはできるだけ小さいフレームをお勧めいたします。また、厚い耳側レンズ部分の裏側はスリムカットすることをお勧めします。

・フレームの天地幅とレンズ
最近の横長玉型のフレームでは近視用凹レンズの厚さが薄くなりすぎて、レンズ自体がフレームカーブに負けて歪み、レンズの体を成していないめがねも見受けられます。天地幅の狭いフレームのレンズ枠入れ加工はフレームのカーブ調節 やレンズの厚み・カーブ指定が必要です。

■PL法とメガネ
プロダクツライアビリティー(製造物責任)の観点よりめがねの安全には充分注意をはらう事が望まれます。めがねはレンズとフレームを加工してめがねという商品に仕上げます。メガネショップはレンズの選定とフレームの選定をデザイン・装用感・安全性などに注意をはらい、使用用途に適したものを選択します。もちろん予算的な問題もあり、お客様にはご説明とご理解を得るよう努めます。

・当店アイクラフターズではお客様のフレームを拝見してからレンズの選定(種類と価格)をお知らせしたいと考えています。
私たちアイクラフターズはレンズの価格ではレンズの選定はしません。用途・機能・リーズナブル価格・お客様のご要望と当社のアドバイスにより決定したいと願っています。

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機能レンズ

機能レンズの選定

1-高カーブレンズ 6・8カーブ
  スポーツ用ゴーグルやスポーツサングラスまたファッショングラスなど高カーブフレーム用にレンズの
  ベースカーブが6~8カーブに造られています。
2-偏光レンズ
  偏光レンズとは直進する光が乱反射により、目に眩しい光線を遮断するレンズです。サングラスのレンズ
  として、アウトドアースポーツ、特に水面の乱反射・雪面の乱反射、パソコン等の光と目の関わりに効果
  を発揮します。
  偏光レンズはレンズの間に非常に薄い偏光フィルムを特殊な製法で挟み込みます。このフィルムが光を
  一定の方向へ制御する役割を果たして乱反射を防ぎます。
3-調光レンズ
  紫外線の強さによりレンズの濃度が変化するのが調光レンズです。室内など紫外線の弱い所では普通の
  メガネと見た目がかわらないレンズが淡い色になるので、周囲の人には威圧感を与えません。
  紫外線の強さにより18%~75%の範囲で変化します。
4-ICRXレンズ
  特長―軽くて強い
  • a 比重:1.11
  • b 対衝撃性:米国FDA(食品医薬局)規格のドロップボールテストを高い次元でクリアーしています。
  • c ポリカーボネートレンズと比較して内部の歪みが改善されています。高い耐薬品性能を発揮します。
  • d 有害紫外線A,Bほぼ100%シャットアウトします。
5-調光&偏光レンズ
  紫外線の強さによって色の濃さが変わる調光レンズに、光の乱反射を抑え、目の疲れを和らげるという
  偏光機能をプラスしています。フィッシング・モターサイクル・マリンなど明暗の変化により紫外線の
  強さが変わりやすくしかも強い乱反射のある環境に最適な選択となります。
6-ポリカーボネートレンズ
  熱可塑性樹脂“メタル”としてよく紹介されてきました。重量・強度比はアルミニウムと同等です。
  耐衝撃強度はアルミニウムの4倍です。耐熱性においても優れた性能も持っています。
  無負荷のポリカーボネートレンズはー15゜C~120゜Cまでの範囲で寸法の安定性があります。
  国内ではカラー染色はできません。

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加工料金表


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レンズ価格表


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